多田野、後半戦からインディアンスのローテションへ

クリーブランド・インディアンスの地元紙エイクロン・ビーコン・ジャーナルによると、多田野数人投手がオールスター明けの後半戦から先発ローテーション入りすることになるそうだ。
多田野は今季ここまで9試合に登板(うち先発1試合)して、1勝0敗、防御率5・65の成績を残しているが、この成績で先発ローテーションに抜擢されたのは、インディアンスの先発投手陣の苦しさを物語っている。
以下が、インディアンス・現ローテーションの顔ぶれ。

C.C.サバシア       5勝4敗 防御率3.33
ジェイク・ウェストブルック  6勝4敗 防御率3.21
クリフ・リー         8勝1敗 防御率3.95
スコット・エラートン     0勝8敗 防御率8.33(今シーズン途中にロッキーズから移籍。成績は両リーグあわせてのもの)
ジェイソン・デービス     2勝6敗 防御率6.00(3Aに降格し、代わって多田野がローテーションに入る)

というように、ローテーションピッチャー5人の内3人は、安定した成績を残しているが、あとの2人が続かない。
多田野が選ばれたのは投手陣のこの現状に加えもう一つ、メジャー初先発となった7月2日のシンシナティ・レッズ戦で見せた7回2失点、10奪三振の好投も大きい。 
その好投が運とあわさり、貴重な経験を積むチャンスを引き寄せた。