ホームランダービー!

オールスターの前日に恒例となっているホームランダービーが、12日に行われた。メジャーリーグのオールスターでは、自分の子供たちをゲームに連れて来て、試合中もベンチに一緒にいる選手が多いけども、これがホームランダービーでは、前夜祭の余興ということもあってさらに和やかな雰囲気になる。
選手たちは自分の息子や娘たちと芝生の上に座ったり、寝っ転っがったり、フィールドに設置された椅子に座って、ホームラン数を競うバッターたちを見つめる。
シリング(レッドソックス)はボンズジャイアンツ)の娘に笑顔で話しかけ、シリングの息子は、ダービーを戦い終えたバークマン(アストロズ)にタオルを届けて頭を撫でられ、そのバークマンは椅子に戻ると、「ちょっと緊張して、本数が伸びなかったよ」という表情を見せて、隣の夫人と談笑し、パルメイロオリオールズ)は、決勝戦に進むテハダオリオールズ)の肩を揉み、リラックスさせようとする。
その演出、うまいなあと思う。
この光景を見させて、野球は魅力的なスポーツではないと言い切れる人の数を増やすのは、なかなか骨の折れることではないだろうか。
心から楽しいと笑っているの人の笑顔には、かなりの説得力がある。
どうも今日は、完璧にMLB機構にやられたようだ。