史上最高のネームバリュー打線に異議なし

 こんな打線ができること自体が大きな驚きだが、ここまでスケールが大きいと素直に嬉しい。現MLBで最高のオールラウンドプレイヤー「アレックス・ロドリゲス」がどうやら本当にヤンキースに入団しそうだ。
 以下がA・ロッドが入った場合の今年のヤンキースの予想オーダー。

1番 中堅 ケニー・ロフトン (左打)
2番 遊撃 デレック・ジーター(右打)
3番 三塁 アレックス・ロドリゲス(右打)
4番 一塁 ジェイソン・ジアンビー(左打)
5番 右翼 ゲイリー・シェフィールド(右打)
6番 捕手 ホーヘイ・ポサダ(両打)
7番 左翼 松井秀喜(左打)
8番 DH バーニー・ウィリアムス(両打)
9番 二塁 エンリケ・ウィルソン(両)あるいは新選手獲得の可能性もあり
 
ほぼオールスターの先発になってしまう。守備も弱点は、昨年左かかとを手術してその経過次第のジオンビのファーストだけで、あとは大きな問題はない。
恐らくロフトン、ジーター、ロドリゲスの1,2、3番は不動で、4番以下は試合によって流動的にオーダーを変えてくるはず。だがこの打線が毎試合見れるなら、今年のヤンキースは勝っても負けても、見る価値はあるのではないか。こんな豪華で無駄で浪費的な打線は聞いたことがない!
まるでオールスターキャストのハリウッド映画だ。だがショートで2年連続のゴールドグラブ賞を授賞したロドリゲスをサードにコンバートするのは、才能の浪費なのではないのか。ベテランが多いため(20代が一人もいない)怪我が蔓延する可能性もあるという問題もある。個人成績で実績を残している選手たちが、チームと一体化できるかもわからない。

だがそれにしても、その未知数のところすらも、ドリームチームの魅力の一つになってしまう。
強いチームが生まれるのはいい。彼らを倒すことで誰が本当の栄誉を手にしたかは、はっきりするのだから。