21歳のA・ロッド2世が、好発進。

ナショナルリーグ本塁打ランキング ※現地5月11日現在 1位 11本 ミゲール・カブレラ (フロリダ・マーリンズ) 〃 アダム・ダン (シンシナティ・レッズ) 〃 スティーブ・フィンリー (アリゾナ・ダイアモンドバックス)4位 10本 ジム・トーミ (フィ…

月間 チームに一言! アメリカンリーグ編〈3〉

・「西地区」順位 ※現地5月10日現在 勝 負 ゲーム差 1 アナハイム・エンゼルス 22 10 − 2 テキサス・レンジャース 19 12 2.5 3 オークランド・アスレチックス 15 16 6.5 4 シアトル・マリナーズ 12 19 9.5 ・(アナハイム・…

月間 チームに一言! アメリカンリーグ編〈2〉

・「中地区」順位 ※現地5月10日現在 勝 負 ゲーム差 1 シカゴ・ホワイトソックス 17 13 − 1 ミネソタ・ツインズ 17 13 − 3 デトロイト・タイガース 15 16 2.5 4 クリーブランド・インディアンス 12 18 5.0 5 カンザスシティ・ロ…

月間 チームに一言! アメリカン・リーグ編〈1〉

・「東地区」順位 ※現地9日現在 勝 負 ゲーム差 1 ボストン・レッドソックス 19 12 − 2 ニューヨーク・ヤンキース 18 13 1.0 3 ボルティモア・オリオールズ 16 12 1.5 4 トロント・ブルージェイズ 13 18 6.0 5 タンバベイ・…

月間 チームに一言! ナショナル・リーグ編〈2〉

・「中地区」順位 勝 負 1 ヒューストン・アストロズ 18 10 2 シカゴ・カブス 17 12 3 シンシナティ・レッズ 15 14 4 セントルイス・カージナルス 15 15 5 ミルウォーキー・ブリューワーズ 14 15 6 ピッツバーク・パイレーツ 12…

月間 チームに一言!  ナショナル・リーグ編〈1〉

5月7日現在、メジャー30球団の内で一番多くの試合をしたエクスポズが30試合、一番少ないオリオールズが25試合を終えて、そろそろ序盤戦は終わりを告げようとしている。(1シーズンは162試合) そこでこの辺りで一度、今の順位をふりかえってみよ…

きたぜ、ヤンキース。

ヤンキースがオークランド・アスレチックスに、4−3で逆転勝利した5月5日の試合で、勝ち越し打を打ったトニー・クラークがこんなこと言っていた。 「オレは(ベンチ入りぎりぎりの)25番目の男。でも前向きでいられる。全員が自分の役割に集中している…

今年のシンデレラチーム1号は、テキサス森林警備隊(レンジャース)

一体どうしたことだろう。アリーグ西地区はシーズン開幕前、“守”のシアトル・マリナーズ、“攻”のアナハイム・エンゼルス、“投”のオークランド・アスレチックスの三強で優勝争いが行われると思われていた。そしてそれ以外外のもう1チーム、テキサス・レンジ…

Who is  “AKI”?

ロサンゼルスから南へ約200キロ下った、“メキシコへの玄関”であるサンデイエゴに、パドレスというアメリカにおいてすら、地味な印象を持たれているチームがある。元々強豪チームではなかったが、98年に久しぶりにワールドシリーズに出場すると、まさに…

史上初の台湾人メジャーリーガーを知っていますか?

陳金峰(チェン・チンフェン) ロサンゼルス・ドジャース、26歳、外野手。 毎年9月になるとメジャーリーグでは、8月にシーズンが終わったマイナーリーグの選手の“お試し期間”として、ベンチの選手枠を25人から40人に増やす。2002年の9月、この…

1995年の今日

5月2日はどうしても、このことを書こうとずっと決めていた。 今から9年前の5月2日、野茂英雄が初めてメジャーリーグのマウンドにあがった。 相手はジャイアンツで、場所は今はもう取り壊されてしまった、サンフランシスコにあるキャンドル・スティック…

今、このチーム! 『フロリダ・マーリンズ』

〔ナショナル・リーグ東地区〕 ※4月27日現在 勝 敗 1 フロリダ・マーリンズ 13 7 2 アトランタ・ブレーブス 11 9 3 フィラデルフィア・フィリーズ 8 10 4 ニューヨーク・メッツ 8 12 5 モントリオール・エクスポズ 5 16 メジャーリー…

ランサポート(RS)〜好投して勝てる投手、勝てない投手

「OPS」と同じく日本ではまだちょっとマニアックな数字だが、「ラン・サポート(RS)」という数字が最近、アメリカの野球雑誌などでよく見られるようになった。この「RS」というのは、ある投手が先発した試合で、味方打線が9回あたり平均何得点して…

多田野数人、24歳。メジャーリーガーになった日。

昨年春に立教大学を卒業し、インディアンスのマイナーリーグで米国の野球生活をスタートしていた多田野数人投手が、23日メジャーリーグに昇格した。現在インディアンスはここ数年の選手大放出と緊縮財政によって、先発陣にも、リリーフ陣にも圧倒的に人材…

イリーガルピッチ〜不正の王様

いわゆる不正投球のことで、ボールに唾液やワセリン、シャンプーなどをつける「スピットボール」や、紙や鉄のヤスリでボールに傷をつける「エメリーボール」、あるいは「スカッフボール」などのことを指す。 どうして投手がそんなことをするかというと、手に…

閑話休題 「ワンダフルライフ 反町隆史の涙」

普段はほとんどドラマなど見ないのだが、たまたまテレビをつけると野球のドラマをやっていた。チャンネルをつけたとき、すでにそのドラマは1時間のうち30分を終えてしまっていたが、残り30分でも僕には十分楽しめた。 テレビ欄の紹介や後で見た番組のH…

悲しきレッズ

シンシナティ・レッズが4月21日時点で8勝6敗という、勝率5割以上の成績を残し、シーズン前の大方の予想をくつがえして、健闘を見せている。 しかし、と僕は思ってしまう。 レッズは昨年のシーズン途中で、長年チームでセットアッッパーをつとめてきたス…

その瞬間、球場を漂ったもの 〈’03 アリーグ優勝決定戦 回想〉

どうしてなんだ、と思った。その瞬間、レッドソックスの選手たちが緊張を解くのがわかった。どうして戦いの最中なのに、兜を脱ぎ捨てなければならないのだろう。僕にはそれがわからなかった。 昨年のアメリカンリーグ優勝決定戦は、大方の予想どおりにプレー…

この選手に注目!4人目 「カート・シリング」

アリゾナ・ダイアモンドバックス 投手 38歳 コントロールと155キロのスピードが調和した速球が最大の武器だが、彼の投手としての本当の魅力は、“ハート”で投げられることだ。 何を今さらと言われるかもしれない。でも今さら、カート・シリングなのだ。…

どうした、アレックス・ロドリゲス?

現在最高のトータルプレイヤー、ニューヨーク・ヤンキースの三塁手アレックス・ロドリゲス(以下A・ロッド)が大変に苦しんでいる。A・ロッドの今季の成績は、12試合を消化した時点で、打率.156、1本塁打、3打点というもの。3年連続ホームラン王…

投手のスイートスポット

メジャーリーグの一流投手たちは、それぞれ実に多彩な決め球を持っているので、その投球にはなんの共通点もないように見える。 ところが個性はそれぞれ違う一流投手たちにも、探してみるとたった一つだけ共通点がある。 それは自分の活動場所を、外角のスト…

4月15日はジャッキー・ロビンソン・デイ

もう過ぎてしまったが4月15日を今年から、「ジャッキー・ロビンソン・デイ」にすることを、先月にセリグ・メジャーリーグ・コミッショナーが発表した。これは初の黒人メジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソンがデビューした日が、1947年の4月…

野茂の恋

野茂がメジャーリーグに移籍してから初めの数年間は、バッターに打たれたあとにはよくそのバッターを手放しで褒めるコメントが聞けた。 いわく「(打たれた僕が)見とれてしまったスイングだった」 いわく「(取材しにきた記者に向かって)あのバッティング…

タイガースと3人の先発投手

去年のデトロイト・タイガースはとっても弱かった。本当に弱いチームだった。シーズン通算で119敗(43勝)もしてしまったが、これはニューヨーク・メッツが創立1年目の1962年に記録した120敗に次ぐ歴代2位の記録だった。 それもこれも打撃陣と…

ファット・イズ・「OPS」?

打率が高くても、チャンスに弱かったり、選球眼が弱く出塁率が低かったら、実は投手にとってはそんなに脅威になるバッターではない。またパワーがあってホームラン数は多いのだが、出塁率が低ければ、時々でる一発にだけ気をつければいいということになる。…

とうとうボンズが、ウィリー・メイズの記録に並んだ!

4月12日対ブリューワーズ戦に、バリー・ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が3ランホームランを打った。これでボンズの通算本塁打数は660本となり、歴代3位のウィリー・メイズの記録と並んだことになる。 ウィリー・メイズ(1952〜73年)と言…

現在最高のスイッチヒッター 〔2〕

ランス・バークマン 右翼手 28歳 近い将来、アストロズを史上初めてワールドシリーズに連れて行くことになるだろうスラッガー。 これからスイッチヒッターとしての頂点に、登り詰めようとしているバッターがこのバークマンだ。2年前には128打点で打点…

現在最高のスイッチヒッター 〔1〕

チッパー・ジョーンズ 左翼手 32歳 3割30本は当たり前のミスター・ブレーブス では現在のMLB世界で最高のスイッチヒッターは誰かといえば、つい数年前までは、守備も攻撃も超一流、チャンスにも非常に強かったバーニー・ウィリアムスだったが、彼も…

MLBのスイッチヒッター

左右両方の打席で打つスイッチヒッターといえば、古くはV9の巨人・柴田勲に始まり、高橋慶彦、松永浩美、そして松井稼頭央と日本ではリードオフマン型の選手に多かった。 しかしメジャーリーグでは、スイッチヒッターはあらゆるタイプの打者、あらゆるポジ…

この選手に注目!3人目 「バーノン・ウェルズ」

トロント・ブルージェイズ 中堅手 25歳 まだ若いながら、アリーグでも3本の指に入る攻守兼備のセンター。残る二人はギャレット・アンダーソン(エンゼルス)と、トリ・ハンター(ツインズ)。 ウェルズは昨年のシーズンに215安打(打率.317)を放っ…